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令和7年度処遇改善加算一本化の機会とリスク

  • 執筆者の写真: 未来産業株式会社
    未来産業株式会社
  • 2月17日
  • 読了時間: 13分

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2024年全国48法人54名の理事長・代表・管理職が参加した全6日間の人気の経営改革研修を開催


【研修のお申し込み】


対象者:以下に1つでも当てはまる法人はご参加ください

◻︎2025年の情報公開化で変化する運営・経営環境に対応していきたい

◻︎結果の分析やデータ管理、データ処理などの経営管理が苦手である

◻︎あらゆる求人媒体を活用するが保育士の応募が一向に増えない

◻︎地域の子どもが減少傾向、0・1歳児の入園者数が減少傾向にある

◻︎新入職員の育成や組織一体化が年々難しくなっていると感じている

◻︎ミドルマネジャー、マネジャーの育成、意識変革に困っている

を実感されているの法人運営・経営に関わる理事長(代表)、管理職、管理職候補者


開催日程:各日程13:30〜16:30


DAY1 「2025年の時流予測」

2025年5月27日(火)『子ども・子育て支援情報公開化時代の経営』


DAY2「経営戦略」

2025年6月11日(水)『保育・教育の質強化に集中するデータ・ドリブン経営』


DAY3「採用戦略」

2025年7月11日(金)『働き方の制度構築から抜本的に取り組み応募数を増やす仕組み』


DAY4「園児募集戦略」

2025年8月8日(金)『子ども全入園時代の地域一番化と初期接点強化』


DAY5「本部機能最適化」

2025年9月9日(火)『職員(人財)の質を高める本部管理・本部機能づくり』


DAY6「人財育成」

2025年10月7日(火)『自ら成長する保育士を育てる人財育成の仕組化』


開催地:zoomによるオンライン配信(後日配信もあり!)

※視聴にはインターネット環境が必要です


研修費

各回15,000円/法人

全6回60,000円/法人


研修テキストと当日zoomアドレス(後日動画)の配信:

以下の研修お申し込み後に請求書をお送りするご連絡をメールで差し上げます。

入金確認のご案内を行う際に、配信を予定しております。

※研修7日〜10日前を目処に配信を開始する予定です。

【研修のお申し込み】

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いつもお読みいただき、有難うございます。

未来産業の服部雄太(はっとりゆうた)です。


2月3日の立春が過ぎ10日が過ぎました。

農業では今もなお「地球の公転」から実施するタイミングを見極めていますが、9年周期、10年周期、12年周期、60年周期、180周期というバイオリズムが巡っていると言われています。

今年の時世、時刻のテーマは、

二黒土星・乙・巳」の影響を受けます。

ずっと過去の乙巳の年を遡って象徴的な事例を拾いましょう。


<二八五年>


・ローマ帝国の分割統治が始まる。


<六四五年>


・有名な大化の改新です。中大兄皇子や中臣鎌足らは、天皇を中心とする中央集権国家の建設を目指し、蘇我入鹿を宮中で暗殺し、軽皇子(かるのみこ)が即位して孝徳天皇となる。旧来の因習を廃して飛鳥時代に「けり」をつけた。


<一一八五年>


・壇の浦で栄華を誇った平家一門が滅亡して、源氏が鎌倉幕府の政治体制を確立していく。


<一五四五年>


・トリエント公会議が開会。プロテスタント諸教会はカトリック教会と分離。


<一六〇五年>


・徳川家康が征夷大将軍を辞退し、秀忠が二代将軍に就任。実質的に戦国時代の終焉を迎えた。


<一八四五年>


・水野忠邦が老中を辞職して、天保の改革が終わった。


<一九〇五年>


・日露講和条約(ポーツマス条約)が結ばれ、前年に開戦した日露戦争に「けり」をつけた。


・第一次ロシア革命(ロシア帝国ロマノフ朝の打倒を掲げた民衆蜂起による革命)の勃発


<一九六五年>


・いざなぎ景気と呼ばれる11月から57カ月続いた好景気がスタート


・名神高速道路が全線開通


・日韓基本条約が調印され、国交正常化へ。


・万博が大阪開催に正式決定。


・朝永振一郎博士のノーベル物理学賞受賞。


・東海村の原子力発電所が送電を開始。


・米軍が北ベトナム本土への直接的空爆「北爆」を開始し、ベトナム戦争が本格化。

がありました。

植物の成長過程を現す十干である「乙のテーマ」は『試練を乗り越えて伸び進む』という土の中から芽を出すため、手塩にかけて地道に成長する様子をさします。

植物の成長過程同様に、人の成長過程を現す十二支である「巳」は「已む(とどまる)」を意味し、『反省と自己革新』をして新たなステージに向けた好機を待つという年まわりになります。

こども家庭庁発足以来、制度づくり・法律づくりが推進されてきましたが令和7年度から

・情報公開化

・こども誰でも通園制度

・処遇改善の一本化

などなど様々な変化が訪れようとしています。

物価上昇や政治・社会不振が立て続けに起き、社会の変化を感じている最中かと思いますが、私たち幼保業界も変化に対応していき、然るべき変化が起きた際に適応する能力が問われる1〜3年になっています。

今回は、処遇改善の一本化で起こる変化についてお伝えしていきたいと思います。


昨年12月にこども家庭庁より処遇改善一本化における資料がリリースされています。

一本化により「(計画書の作成はやめて)実績報告書の集計のみ」と事務負担の軽減が実施されていますが、「賃金を上げていく」という誓約書と共に、人件費コントロールが必要となります。

なかなかないかと思いますが、「保育士がいないがために月間勤務日数を増やさなきゃいけない(逆も然り)」「手当の配分を変える」という際に、基準年度から賃金水準が引き上がっていることを今後「子ども・子育て支援情報公表システム」で公開していくことになります。


賃金改善4万円対象の職員を1人以上決 めることが困難な施設、法人については、処遇改善2の運用が楽になりそうなのですが、基本的な考え方は「介護業界と同様」と言っても良いでしょう。


上図にもある

処遇改善1が「経験に応じた昇給の仕組み(賃金テーブル)」と「基本額UP」

処遇改善2が職員の技能・経験などの質向上に関するキャリアアップ資金

処遇改善3が「基本額UP」となります。

先に進んでいる介護業界では、処遇改善2について「資質向上に関する具体的な計画と能力評価」が運用となるため、スキルアップシートとOJT・OFFJTの研修機会の提供に関する計画を遂行していくことが必要になりそうです。


また、処遇改善加算の原資算定方法が現状のまま、運用されるような非常事態が生まれると「園児数減少」により処遇改善加算の原資確保ができないため、年々園児が減っている園については、算定ルールを「園児数ではない項目」に変わらない限り、経営の持続自体が大変、困難になっていきます。


今回の改定で苦労しそうなのが、「処遇改善1」を一時金のみで給付していた施設・法人です。


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「賃金改善分」と「質の向上分」の合計額については、 1/2以上を基本給・決まって毎月支払われる手当により改 善する(賃金改善の方法を統一)。


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という決まりを入れるため、特に小規模保育や定員が少ない園(逆に保育所でも乳幼児定員が多い園)にとっては、4月現在での入園者数によって、資金繰りが困難になったりする状況が今後考えられます。


よって、4月に定員80%稼動を目指していかないと経営環境が悪化していきそうな判断があるため、人事面以外での経営改革も必要となりそうです。


未来産業では、昨年度開催した経営改革集中研修に全国48法人54名の理事長や園長、管理職候補者が集まり、経営の歯車を全体見直す“車検”のような研修を行いました。


今年度も好評につき、以下の日程で開催します!


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2024年全国48法人54名の理事長・代表・管理職・次世代リーダーが参加された経営改革研修を開催します!


令和7年となり、厚生労働省が示していた「需給バランス」の転換点になる年度のスタートになりました。

実際には、既に

「1号認定が集まりにくくなった」

「0・1歳の入園者数が減った」

「4月1日の年度始めに未満児の定員割れを起こしている」

「保育士が採用できないから児童受け入れできない」

という法人が全国的に増えてきています。


「園児全入時代」となり、保護者の視点から見ると「仕事中に預かってくれている」という基本的価値から「こどもの成長を実感できる」という付加価値へとニーズは変化していき、園の取り組みを棚卸して可視化され、SNSやHP等で様子が見られる園に園児が集中する時代になっていきます。

言わば、人気と不人気の園に明暗が分かれる時代になってきました。


例えば、日本一高い山はなんでしょうか?


ご覧いただいている皆様が「富士山」と答えられるのではないでしょうか。


では、2番目に高い山は?


教養のある皆様はご存知かと思いますが、保護者に聞いてみるとわかりますが、

1番と2番の“認知の差”はかなり大きいです。


私は、化粧品の制度品メーカーで勤めていた時期がありました。


資生堂の認知力・売上・利益率に、コーセー・カネボウ・花王は追いつくことができず、「業界」1番や「限定したエリア」で1番になれば、生産性が高まります。


実際に、私の息子が通う園は、タクシー運転手に「○○幼稚園にお願いします」といえば、よくご存知であり、道案内せずとも連れて行ってくれます。


そして案の定、1号枠・2号枠も満員のため、皆が入れない状況になっており、「早期に未就園児教室にいってみよう」というつながりを考える保護者も多くいます。


また保育教諭の採用は、グループ園含めて、夏までには終えており、昨年知り合いの新卒保育士を10月に紹介しましたが、「ないとは思いますが辞退がない限り採用できない」と言われたようです。


市内でも子育て家庭は、一番の認知力がある園なのですが、

ひと・もの・かね・情報の全ての経営資源で優位性を持てるため、法人が推進したいことにフォーカスしやすく、結果的に誰も寄せ付けない領域へとプラスのスパイラルが生まれています。

そして、『保育園・こども園全入時代』で考えるべき法人運営保育士個人の育成についても変わっていきます。


①法人運営については、普段やられている保育・教育活動の「原因と結果」を明確にして、保育・教育の質を高める取り組みと、最も得意な領域を保護者が求める形でコミュニケーションしていく2つが重要です。


「原因と結果」を明確にするとは、普段やっている保育・教育活動で

例えば、乳児保育の基本的生活習慣の確立で「寝る・食べる・遊ぶ」において、こどもが愛着を持って、生活できる環境(結果)が整えられている活動内容(原因)を明確にする。


音楽や運動、知育プログラムに特徴があるのであれば、

リズム感や運動神経、発想力やIQなどの結果が出ているこどもに共通している刺激(保育従事者の言動)は何なのか、またその刺激(教育・保育活動)の回数や頻度、コミュニケーション方法などで質を変えた際に、こどもの反応(結果)がどのように変わるのか検証していく必要があります。

保育園の事例は、避けますが同一法人で運営している介護施設では、「安全に移動してレクリエーションに参加する」「介護福祉士が腰痛にならない」という利用者と職員の視点にたって、利用者が移動する際の留意点をまとめた資料が上記になります。


これを保育園やこども園、幼稚園でやっている保育・教育活動の業務内容ごとに成果の高いプロセスをまとめていき、保育従事者のスキルの基準を明確にする、品質を高める取り組みをしています。


また、これら内部でシステム化できたとしても、こどもがどのように成長しているのか地域の方達に発信しない限り、子育て家庭の感動は生まれません。


「どのような成長」を園に通うこどもがしているのか、園児募集の説明会であったり、在園児用ブログであったり、地域用のSNSのそれぞれで発信していくことで、ようやく「この園は1番すごい!!」と保護者も認知、感動を覚えていきます。


長くなりましたが、「園児全入時代の経営」はこれまでと全く違った精度で取り組みを可視化、ナレッジマネジメント(共有)していくプロセスを整えていく必要があります。


時代が変わりゆく中で

DAY1「時流を知り、次なるチャンスを見極める」

DAY2「園児全入時代の経営戦略」

DAY3「多様化する働き方に合わせた制度構築で応募数を増やす保育士採用」

DAY4「こども全入時代の園児募集の取り組み」

DAY5「法人・組織全員で保育・教育の質を向上する本部機能づくり」

DAY6「自立型職員(保育士)を育てる教育環境とマネジメント」

とこれから経営環境を整えていただく内容を全6日間に渡り、お伝えしていきます。


全6日間で以下のことが理解でき、運用することができるようになります!


DAY1 「2025年の時流予測」

2025年5月27日(火)『子ども・子育て支援情報公開化時代の経営』

以下の方が理解、活用いただけます!

☑️こども家庭庁が推進するICTからワンスオンリー化で変わるデジタル対応

☑️「こども・子育て支援情報の公開化」で保護者、保育士から見られる変化

☑️こども誰でも通園制度は誰がすべきなのか?

☑️処遇改善等加算の一本化で損をしてしまう園、準備すべきこと

☑️保育士の生産性を高めるナレッジマネジメント

☑️働きやすい職場環境の整備(ICT化、事務負担軽減、シフト柔軟化)




DAY2「経営戦略」

2025年6月11日(水)『保育・教育の質強化に集中するデータ・ドリブン経営』

以下の方が理解、活用いただけます!

☑️市場環境の変化と今後の課題

☑️経営管理とKPI管理で情報の見える化をするポイント

☑️競争優位性を確立するポイント(選ばれる園づくり)

☑️中長期経営計画の策定(3年・5年・10年計画)

☑️財務計画や損益分岐を管理するためにみるべき5つの項目

☑️データ活用による経営改善(定員管理・収支分析の強化)



DAY3「採用戦略」

2025年7月11日(金)『働き方の制度構築から抜本的に取り組み応募数を増やす仕組み』

以下の方が理解、活用いただけます!

☑️保育士から応募が多い法人における3つの共通点

☑️保育士さん個々のライフステージに合わせた働き方ができる就業制度構築

☑️人材紹介会社に頼らず、強化すべき2つの採用ルート

☑️求職者と電話が繋がらない!園見学へ誘導する求人票の作り方


DAY4「園児募集戦略」

2025年8月8日(金)『子ども全入園時代の地域一番化と初期接点強化』

以下の方が理解、活用いただけます!

☑️クチコミと問い合わせが増える魔法のツール

☑️ブランド力を高める特長の策定

☑️オンライン集客とデジタルマーケティング

☑️園の価値観に合う保護者が集まり信頼関係を構築する3つの取り組み

☑️入園希望と願書購入が増える園見学・説明会のポイント



DAY5「本部機能最適化」

2025年9月9日(火)『職員(人財)の質を高める本部管理・本部機能づくり』

以下の方が理解、活用いただけます!

☑️不適切保育が叫ばれる中のリスクマネジメントの強化

☑️人財の育成状況と計画を可視化する ICT化・業務効率化

☑️優秀な人財には結婚・出産後も残ってもらう仕組みと業務内容

☑️園長会議の質を高めるナレッジマネジメントの方法

☑️理事長・代表の右腕となる保育士をトップリーダーに育成する方法



DAY6「人財育成」

2025年10月7日(火)『自ら成長する保育士を育てる人財育成の仕組化』

以下の方が理解、活用いただけます!

☑️ひとり一人の個人の特性を掴んだ人財育成の方法

☑️キャリアビジョンを描かせる仕組みづくり

☑️「指示待ち」から「自ら考える」思考へのシフト

☑️自発的に学ぶ文化をつくる

☑️「給与さえもらえれば良い職員」への意識改革



日程は、

2025年5月27日(火) DAY1 「2025年の時流予測」

2025年6月11日(水) DAY2「経営戦略」

2025年7月11日(金) DAY3「採用戦略」

2025年8月8日(金) DAY4「園児募集戦略」

2025年9月9日(火) DAY5「本部機能最適化」

2025年10月7日(火) DAY6「人財育成」

となっており、全日程13:30〜16:30となります。

※資料の多さから一部30分延長の場合もありご了承ください!


開催は、zoomによるオンライン配信となるため、オンライン環境があれば

誰でも、いつでもご参加いただけます!


もし、当日参加できなくても後日配信もありですので、振り返りや他職員への情報共有もあいやすくなっております。


研修費

各回15,000円/法人

全6回60,000円/法人


研修テキストと当日zoomアドレス(後日動画)の配信:

以下の研修お申し込み後に請求書をお送りするご連絡をメールで差し上げます。

入金確認のご案内を行う際に、配信を予定しております。

※研修7日〜10日前を目処に配信を開始する予定です。

【研修のお申し込み】




 
 
 

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